2026.02.16
これって浮気?男女で違う「どこからが浮気か」の境界線と法的な不貞行為

「体の関係がないなら浮気じゃない」夫の主張は正しい?(Gさんの相談)
品川さん、モヤモヤが止まらないので聞いてください。夫が最近、職場の後輩女性と二人きりで飲みに行ったり、休日に隠れてLINEをしたりしているんです。私が「それって浮気じゃないの?」と問い詰めたら、夫は「やましいことは一切ない。手も繋いでないし、体の関係もないんだから浮気なわけないだろ!」と逆ギレしてきて…。
私にとっては、妻以外の女性と二人で会うこと自体が裏切り(浮気)だと感じるのですが、夫の言う通り「体の関係」がなければ、世間的にも法的にも浮気にはならないのでしょうか?
Gさん、その「モヤモヤ」は当然の感情です。実はGさんのように、パートナーとの「浮気の境界線」のズレに苦しんでいる方は非常に多いんです。結論から申し上げますと、Gさんが感じる「裏切り」は感情的な意味での浮気ですが、いざ裁判や慰謝料請求となると、法律が定める「不貞行為」のハードルはもっと高いところにあります。今日は、この「感情的な浮気」と「法的な不貞」のギャップについて、現実的なラインを整理していきましょう。
目次
男女でここまで違う!「浮気」の境界線
- 品川めぐみ
- まず、一般論としての「どこからが浮気か」という認識には、男女で大きな差があると言われています。
この認識のズレが、話し合いが平行線をたどる最大の原因です。
- 女性の多くが考える浮気:「二人きりで食事に行く」「手をつなぐ」「隠れて連絡を取り合う」「気持ちが相手に移る(心の浮気)」
→ 行動よりも「心の距離」や「特別扱い」を重視する傾向があります。 - 男性の多くが考える浮気:「肉体関係を持つ(セックスをする)」
→ 逆に言えば、「体の関係さえなければセーフ」と考えている男性は少なくありません。ご主人もこのタイプかと思われます。
- 女性の多くが考える浮気:「二人きりで食事に行く」「手をつなぐ」「隠れて連絡を取り合う」「気持ちが相手に移る(心の浮気)」
法律上の「浮気(不貞行為)」はどこから?

- Gさん
- まさにその通りです…。では、もし私が「精神的な苦痛を受けた」として慰謝料を請求したい場合、法律はどちらの味方をするのでしょうか。
- 品川めぐみ
- 残念ながら、法律の世界では「男性側の認識」に近い基準が採用されています。民法上の離婚事由となる「不貞行為」とは、基本的に以下の行為を指します。
つまり、以下のようなケースは、原則として「不貞行為」とは認められにくいのが現実です。
- 不貞行為の定義:配偶者のある者が、自由な意思に基づいて、配偶者以外の者と性的関係(肉体関係)を結ぶこと。
- 二人きりでの食事やデート
- キスやハグ(程度によりますが、不貞とはされないことが多い)
- 「好きだ」「愛してる」といったメールのやり取り
「体の関係」がないと絶対に戦えないのか?
- Gさん
- そんな…。じゃあ、夫が他の女性とどれだけイチャイチャしていても、一線さえ越えていなければ、私は泣き寝入りするしかないんですか?
- 品川めぐみ
- 完全に泣き寝入りかと言うと、そうではありません。肉体関係がなくても、その交際によって「夫婦の平穏を害し、婚姻関係を破綻させた」と認められれば、不法行為として慰謝料が認められるケースも稀にあります。
しかし、そのハードルは非常に高く、認められる慰謝料額も低額(数万〜数十万円程度)になることがほとんどです。
逆に言えば、「肉体関係の証拠」さえあれば、言い逃れようのない強力な武器(離婚請求権や高額な慰謝料請求権)になるということです。裁判で勝つための証拠とは、まさにこの「肉体関係を推認させるもの」を指します。
白黒つけるなら「決定的な証拠」が必要
- 品川めぐみ
- Gさんが今すべきことは、夫と「浮気の定義」で口論することではありません。夫が「体の関係はない」と言い張っている今こそ、水面下で真実を確かめるチャンスです。 もし夫が嘘をついていて、実際にはホテルを利用していたり、相手の家に泊まっていたりすれば、それは法的な「不貞行為」となり、Gさんは圧倒的有利な立場に立てます。
- Gさん
- 確かに…。「してない」と言いながら、裏ではしているかもしれませんね。
- 品川めぐみ
- その可能性は十分にあります。多くの男性は「バレていない」と思っている時ほど大胆に行動します。確実な証拠がない状態で問い詰めて警戒される前に、プロの調査で「本当の真実」を確認してみませんか?
まとめ:感情論ではなく「事実」で戦う準備を
「これって浮気?境界線と法的な不貞行為」相談ポイントまとめ
- ポイント1:男女の認識にはズレがある
女性は「心」や「デート」で浮気と感じるが、男性は「肉体関係」がなければセーフと考える傾向が強い。 - ポイント2:法律上の不貞行為は「肉体関係」
裁判や慰謝料請求で勝つためには、原則として「肉体関係があったこと」の証明が必要。デートやキスだけでは弱い。 - ポイント3:夫の主張を鵜呑みにせず、裏取りを
「してない」という言葉を信じて議論するより、プロの調査で「本当に肉体関係がないのか」を確認することが、解決への近道。
- Gさん
- 目が覚めました。夫の「浮気じゃない」という言葉に振り回されていましたが、法的な基準が分かってスッキリしました。もし本当に潔白ならそれでいいし、嘘をついているなら、その時は「法的な証拠」を突きつけてやります。
- 品川めぐみ
- その強さがあれば大丈夫です。Gさんの「モヤモヤ」を「確信」に変え、未来を選択するための材料を集めましょう。私たちが全力でサポートします。







