2025.05.15

【探偵がアドバイス】浮気調査を自分でやるのは危険？メリット・デメリットと限界

夫の怪しい行動…自分で浮気の証拠を掴みたい！（B子さんの相談）

自分でできる浮気調査｜方法と注意点

B子さん

はい、お願いします！ 実際、自分でできることって、どんなことがありますか？ スマホとか…？

品川めぐみ

まずご自身で確認したいお気持ち、よく分かります。日常生活でパートナーの行動を注意深く 観察し、情報を集めることは可能です。ただし、それぞれに注意点や限界があることを理解して おくことが非常に重要です。

スマホチェック何が分かり、何が危険か？

品川めぐみ

まずスマホのチェックですね。もし見ることができれば、LINEやSNSのやり取り、アプリ、写真などから疑いを深める情報が見つかる可能性はあります。しかし、プライバシー侵害や不正アクセス禁止法に抵触するリスクが伴います。また、相手が警戒していれば証拠を残さない可能性も高く、決定的な証拠が見つかる保証はありません。あくまで「疑わしい状況」を確認する手段の一つで、法的・倫理的リスクは常に念頭に置く必要があります。

GPSやアプリを使った追跡行動パターンを知る手がかりに

品川めぐみ

GPS発信機や追跡アプリは、ご主人の大まかな行動パターンや立ち寄り先を知る手がかりにはなり得ます。「夜勤だと言っていた日に会社とは違う方向にいた」などが分かれば、疑念は強まります。しかし、同意のない設置は違法となるリスクがあり、ストーカー規制法に抵触する可能性も。そして重要なのは、「どこにいたか」は分かっても「誰と何をしていたか」までは証明できず、これ単体では不貞行為の直接的な証拠にはなりにくい点です。

状況証拠行動パターンを知る手がかりに

品川めぐみ

日常生活の中で集められる状況証拠としては、クレジットカードの明細（不自然な高額支出やホテルの利用等）、不審なレシート、カーナビの走行履歴、見慣れない持ち物、特定の曜日や時間帯の行動記録などが考えられます。これらは一つ一つは小さくても、組み合わせることで疑いを補強する材料にはなります。ただし、あくまで状況証拠であり、言い逃れされる可能性も残ります。しかし、情報を整理しておくことは、後々話し合う際や探偵に相談する際に役立ちます。

B子さん

なるほど、日常にもヒントはありそうですね。でも、これだけだと「浮気だ！」と突きつけるには弱い気がします…。

品川めぐみ

おっしゃる通りです。状況証拠で疑いは深まりますが、相手に認めさせ、慰謝料請求などを有利に進めるには、より決定的な証拠が必要です。そして、法的な不貞行為、つまり肉体関係の証明という点では注意が必要です。

肉体関係の証明の難しさキスや手繋ぎだけでは不十分な場合も

品川めぐみ

例えば、二人で親密そうに食事をしたり、手をつないだり、キスをしている場面を目撃・撮影できたとしても、それだけでは原則として法的な不貞行為、つまり肉体関係の直接証明にはならず、慰謝料請求が認められないケースもあります。慰謝料請求の観点では、やはり「肉体関係があったことを強く推認させる証拠」、例えばラブホテルへの出入りなどが非常に重要になります。

自分で尾行して「決定的瞬間」を押さえるのは可能？

B子さん

そうなると、やはり言い逃れできない証拠はラブホテルへの出入りの写真とかですよね？ そういうのは、自分で尾行して撮れませんか？

品川めぐみ

そのお気持ちは分かりますが、ここからがご自身で行う調査の非常に難しい領域です。ご自身で対象者を尾行し、決定的な瞬間を撮影する行為は、多くのリスクと困難が伴います。

尾行の難しさバレる、見失う、そして危険も

品川めぐみ

まず「尾行」ですが、徒歩も車両も想像以上に神経と技術を使います。相手に顔を知られているB子さんが尾行すれば、気づかれるリスクは非常に高いです。変装しても不審な動きは警戒されますし、ご自身の車ならほぼ確実に気づかれるでしょう。また、プロでも対象者を見失うことはあり、信号、人混み、交通渋滞など要因は無数です。無理な追跡は法的・安全上のリスク（交通違反、事故、ストーカー規制法抵触、相手の逆上）も伴います。

証拠撮影の難関「決定的瞬間」を捉えるために

品川めぐみ

仮に尾行が上手くいき、ラブホテルなどの現場に着いても、そこからがさらに難関です。対象者に気づかれず出入りを確実に撮影できる場所の確保自体が困難です。夜間や暗所での撮影には専門的な機材が必要で、スマホのカメラでは不十分な可能性が高い。一瞬のチャンスを逃さず、二人の顔がはっきりと識別できる形で撮影しなければ証拠価値は低く、撮影に集中するあまり周囲から不審に思われ発覚するリスクもあります。

B子さん

うーん…尾行も撮影も、ドラマみたいにはいかないんですね…。想像以上に大変そうです。

品川めぐみ

はい。ですから、決定的な証拠をご自身で押さえようとすることは、成功率が低いだけでなく、様々なリスクを伴うのです。

自分で調査する最大のリスク：バレたら終わり？

B子さん

もし…私が調べていることが夫にバレたら、どうなってしまうんでしょうか…？

品川めぐみ

それが、ご自身で調査する上での最大のリスクかもしれません。

リスク１警戒されて証拠が掴めなくなる

一度「疑われている」とご主人が気づくと、警戒心が格段に高まります。浮気の頻度を減らす、より巧妙な方法を使う、証拠隠滅を徹底するなどされれば、その後プロに依頼しても調査の難易度は上がり、時間も費用も余計にかかる可能性が。最悪、決定的な証拠が掴めなくなることもあります。

リスク２法的トラブルや夫婦関係の悪化

プライバシー侵害などの法的リスクに加え、調査がバレることで夫婦関係が修復不可能なレベルまで悪化する可能性もあります。感情的に問い詰めて逆ギレされたり、信頼関係が完全に崩壊したり…。関係修復も視野に入れるなら、ご自身での調査はより慎重になるべきです。

なぜ探偵が必要？ 安全かつ確実に「真実」を知るために

B子さん

はぁ…やっぱり自分でやるのは、リスクが高すぎるんですね…。正直、甘く見ていました。

品川めぐみ

そうですね。ご自身で調査するメリットは費用を抑えられる点くらいかもしれませんが、デメリットやリスクの方がはるかに大きいです。だからこそ、私たち探偵が存在するのです。

プロの調査力言い逃れできない証拠を掴む技術

品川めぐみ

私たち探偵は、法律の範囲内で、対象者に気づかれることなく調査を行う専門知識・技術・専用機材を持っています。チームで連携し、周到な計画のもと尾行・張り込み・撮影を行い、調査結果は裁判でも通用する詳細な報告書としてまとめ、客観的な事実をご提示します。

一人で悩まない選択精神的な負担の軽減と「安心をカタチに」

品川めぐみ

何より、ご自身で調査する精神的なストレスや不安から解放されることが大きいです。疑心暗鬼の中での生活は本当にお辛い。私たちにご依頼いただくことで、B子さんは普段通りの生活を送りながら客観的な事実を知ることができる。それが、私たちが目指す「安心をカタチに」することであり、B子さんが冷静に今後のことを判断する第一歩になると信じています。

一人で悩まず、まずはプロにご相談を

品川めぐみ

B子さん、今日お話しした主なポイントをまとめますね。