2025.05.25
夫の死後、浮気が発覚…相手に慰謝料請求はできる?

夫の死後、遺品から見つかった裏切り(C子さんの相談)
品川さん、はじめまして。C子(60代後半)と申します。…二月ほど前に、40年連れ添った夫が亡くなりました。
C子さん、はじめまして。品川めぐみです。この度はご愁傷様でございます…。まだお辛い時期でいらっしゃいますね。
ありがとうございます。四十九日も過ぎ、遺品の整理を始めたところ、夫と見知らぬ若い女性との性行為を収めた写真が大量に…。古い手帳には、その女性と長年関係があったことを匂わせる記述もたくさん見つかりました。
……それは、あまりにも衝撃的なことで…お気持ちをお察しいたします。
私は夫の事業をずっと支えてきました。それなのにこの仕打ちはあんまりです。悲しみよりも怒りがこみ上げてきて…。この裏切りは絶対に許せません。夫はもういませんが、せめてあの女性に償いをさせたい。慰謝料を請求できるのでしょうか?
C子さんのお怒り、そして深いお悲しみ、痛いほど伝わってまいります。長年連れ添い、支えてこられたご主人様のそのような裏切りを知ってしまわれたのですから…。ご質問の件ですが、ご主人様が亡くなられた後でも、不倫相手の女性に対して慰謝料を請求することは、原則として可能です。
目次
夫が亡くなっていても、不倫相手に慰謝料請求は可能?

- C子さん
- 本当ですか…! 夫がいないのに、どういう理屈で請求できるのでしょう?
- 品川めぐみ
- 不倫、つまり不貞行為は、法律上、C子さんの婚姻共同生活の平和を維持する権利を侵害する「不法行為」にあたります。これは、ご主人様と相手女性との共同不法行為と考えられます。C子さんは、この不法行為で精神的苦痛を受けた被害者として、加害者である不倫相手の女性に対し、C子さんご自身の固有の権利として慰謝料を請求できるのです。これはご主人様が亡くなられたかどうかに基本的には関わらず、C子さん自身が受けた精神的苦痛に対する償いを求める権利だからです。
原則として慰謝料請求権は発生・請求可能
慰謝料請求が可能となる条件とは?
- C子さん
- 安心しました。…請求できるとして、何か条件のようなものはあるのでしょうか?
- 品川めぐみ
- はい、いくつか重要な条件があります。
不貞行為の明確な証拠
- 品川めぐみ
- まず最も重要なのが「不貞行為があったことを証明する明確な証拠」です。C子さんが発見された性行為の写真や、長期間の関係を示す手帳の記述は、まさに有力な証拠となり得ます。特に性行為の写真は肉体関係を直接示すものですから非常に強い証拠です。手帳の記述も関係の期間や悪質性を示す上で重要になります。
- C子さん
- あの写真や手帳が、役に立つのですね…。見るのも辛いですが…。
不倫相手の特定(氏名・住所)
- 品川めぐみ
- 次に、慰謝料を請求する相手、つまり不倫相手の女性の氏名と住所を特定する必要があります。誰に請求するのかが分からなければ、法的な手続きを進められません。
- C子さん
- 実は、手帳にその女性のものと思われる住所のメモが挟まっていたのです。ですが、名前は下の名前しか書いておらず、今もそこに住んでいるのかどうか…。
- 品川めぐみ
- それは重要な手がかりですね。後ほど詳しくお話ししましょう。
時効が成立していないこと
- 品川めぐみ
- 慰謝料請求権には「時効」があります。C子さんが、不倫の事実と相手の女性を知った時から3年、または不貞行為があった時(最後の不貞行為の時)から20年のいずれか早い方が経過すると請求できなくなります。C子さんの場合は最近知ったとのことですので、知ってから3年という時効が重要です。時間は限られていますので、行動を起こすなら早めが良いでしょう。
- C子さん
- 3年…分かりました。
相手の故意・過失
- 品川めぐみ
- 最後に、相手の女性が、ご主人様が既婚者であることを知っていた(故意)、または少し注意すれば知ることができた(過失)という点も必要です。ただ、長期間の関係のようですから、通常は既婚者であることを知っていたと認められる可能性が高いでしょう。
相手の身元確認と証拠の補強:探偵にできること

- C子さん
- 条件は分かりました。それで、先ほどの住所のメモなのですが…。本当にその女性なのか、今もそこに住んでいるのか、フルネームも確認したいのです。こういったことを、探偵さんにお願いすることは可能なのでしょうか?
- 品川めぐみ
- はい、もちろんです。そのような身元調査は、まさに私たち探偵の専門分野の一つです。
住所からの居住確認・氏名特定調査
- 品川めぐみ
- C子さんからお預かりした住所情報を元に、現地での居住確認を行います。表札や郵便受け等で氏名の確認を試みたり、周辺への聞き込み(もちろん細心の注意を払います)などによって、メモの住所に該当の女性が現在も居住しているか、そして氏名を特定できる可能性があります。私たちは個人情報保護法を遵守し、合法的な範囲内での調査を行いますのでご安心ください。
- C子さん
- そんなことまで調べていただけるのですね。
既存証拠の裏付け・追加証拠の収集(必要に応じて)
- 品川めぐみ
- また、お持ちの写真や手帳といった証拠は非常に有力ですが、万が一相手方が事実関係を争ってきた場合に備え、必要であれば追加調査も可能です。例えば関係者からの証言を得たり、他の状況証拠を収集したりすることで、証拠をより強固なものにするお手伝いができます。
悲しみの中でも、前を向くために

- 品川めぐみ
- C子さん、今日お話しした主なポイントをまとめますね。
「夫の死後、浮気が発覚…相手に慰謝料請求はできる?」ポイントまとめ
- 死後の慰謝料請求
ご主人様が亡くなられた後でも、不倫相手の女性に対し、C子さん自身の権利として慰謝料請求は原則可能です。 - 請求の条件
- 不貞行為(肉体関係)を証明する明確な証拠
- 請求相手(氏名・住所)の特定
- 時効(知ってから3年以内)の未成立
- 相手の故意・過失
- 身元調査の必要性
相手の特定が不可欠。住所メモから現住所や氏名を、探偵が合法的に確認できます。 - 探偵のサポート
身元調査や証拠補強で、C子さんが安心して次のステップに進めるよう「安心をカタチに」するお手伝いをします。
- C子さん
- よく分かりました。夫を亡くした悲しみの中で、さらにこんな裏切りを知り、どうしていいか分かりませんでしたが…それでも、許せない気持ちを抱えたままでは前に進めない気がします。私にも、まだできることがあるのですね。
- 品川めぐみ
- おっしゃる通りです。C子さんのお気持ちが少しでも整理され、ご自身の尊厳を取り戻し、これから穏やかなお気持ちで過ごされるための一歩として、私たちができることがあれば幸いです。今は本当にお辛い状況ですが、決して一人ではありません。もし、具体的な調査についてお考えでしたら、改めて詳しいお話をお聞かせください。ご相談は無料ですし、秘密は厳守いたします。C子さんが少しでも早く心穏やかな日々を取り戻せるよう、私たちが全力でサポートさせていただきます。
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