2026.06.22
不倫相手が「既婚者だと知らなかった」と嘘をついている時の対処法

「騙されていたから悪くない」と言い張る相手に悩むDさんの相談
品川さん、助けてください。夫の不倫が発覚して、相手の女性に内容証明郵便を送ったのですが、相手から返ってきた返事に頭を抱えています。
そこには「私は彼(旦那様)が既婚者だとは本当に知りませんでした。独身だと騙されて付き合っていた被害者なので、私に落ち度はありません。だから慰謝料を支払う義務はありません」と書かれていたんです。夫のスマホのLINEを見ても、確かに家庭の話題は出てきません。もし相手がこのまま「既婚者だと知らなかった」と言い張り続けたら、私は慰謝料を請求できずに逃げられてしまうのでしょうか?
Dさん、それは本当に悔しく、憤りを感じる対応ですね。ご主人の裏切りだけでも辛いのに、不倫相手の女性から「自分は被害者だ」と言わんばかりの態度を取られては、理不尽極まりない気持ちになるのも当然です。
実は、不倫相手に慰謝料を請求した際、最も多く使われる典型的な言い逃れが、この「既婚者だとは知らなかった」という主張なのです。法律の世界ではこれを「故意の否認」と呼びます。
結論から申し上げますと、相手がそう言い張ったからといって、すぐに諦める必要は全くありません。法律には「過失」という考え方があり、適切な手順を踏んで反証(反論)をしていけば、相手に正当な責任を取らせることは十分に可能です。今日はその対処法を詳しく見ていきましょう。
目次
「知らなかった」でも逃げられない法律の仕組み
- 品川めぐみ
- 不倫(不貞行為)に対する慰謝料請求が認められるためには、法律上、不倫相手に「故意(既婚者だと知っていた)」または「過失(不注意のせいで既婚者だと知らなかった)」のどちらかがあることが条件となります。
つまり、相手の女性がいくら「知らなかった(故意はない)」と言い張ったとしても、「普通に注意していれば、既婚者だと気づけたはずなのに、不注意で気づかなかった(過失がある)」と判断されれば、相手は慰謝料の支払いを拒むことはできません。 - Dさん
- 「気づけたはずなのに気づかなかった落ち度」があれば、責任を追及できるんですね!具体的には、どういう状況なら過失があると認められやすいんでしょうか?
- 品川めぐみ
- 例えば、以下のようなケースでは、裁判でも「既婚者だと知っていた、あるいは知ることができたはずだ」と判断されやすくなります。
- 二人が同じ職場、または共通の知人が多い環境だった
- 会えるのは平日の夜だけで、土日やクリスマスなどのイベント時に全く会えなかった
- 連絡が取れる時間帯が極端に制限されていた(夜間や休日に電話に出ないなど)
- SNS等で夫が既婚者であることを公表しており、相手もそのアカウントを知っていた
相手の嘘を見抜く「反証」のポイント

- Dさん
- なるほど。でも、夫と相手はマッチングアプリで知り合ったみたいで、共通の知人もいません。LINEにも家庭の話題がないので、「気づけたはず」という証拠をどうやって集めればいいのか分かりません……。
- 品川めぐみ
- マッチングアプリなどの場合、確かに夫側が積極的に独身偽装をしていて、相手が本当に騙されているケースも稀にあります。しかし、実務上は「最初は知らなかったけれど、付き合っている途中で既婚者だと気づいたのに、そのまま関係を続けていた」というケースが圧倒的に多いのです。
相手が「途中で知った」のであれば、その知った時点以降の不倫については、しっかりと慰謝料の請求対象になります。
相手の「知らなかった」という嘘を暴くための反証のポイントは、「相手の言葉」ではなく「実際の二人の行動パターン」を客観的に捉えることにあります。
言い逃れを許さない「客観的な動き」を押さえる
- Dさん
- 行動パターンですか? LINEの文章だけじゃなくて、実際に会っている時の動きということでしょうか?
- 品川めぐみ
- その通りです。言葉でのやり取りは後からいくらでも言い訳ができますが、実際の行動という事実は嘘をつきません。ここで重要になるのが、裁判でも重要視される客観的な証拠です。
例えば、相手が「既婚者だと知らなかったから、もう会うのをやめた」と主張している日付よりも後に、実際には二人が親密そうにホテルや自宅を行き来している現場などが押さえられれば、相手の主張が明らかな嘘であることが証明されます。
また、相手が「既婚者だと知ったからもう会っていない」と言い張る時期の後に、週末や休日に二人で旅行に出かけているような行動記録があれば、それ自体が「知った後も確信犯でお付き合いを継続している」という、言い逃れのできない証拠になります。
相手の「知らなかった」という常套句に惑わされず、二人の現在の関係性や、実際の密会頻度を正確に把握することが、交渉の主導権を握るための最大の鍵となります。
まとめ:相手の常套句に屈せず、まずは事実確認を
「既婚者だと知らなかったという嘘」相談ポイントまとめ
- ポイント1:「知らなかった」と言われても諦めない
既婚者だと知っていた(故意)がなくても、知るべきだったのに不注意で気づかなかった(過失)があれば慰謝料請求は可能。 - ポイント2:環境や交際パターンから「過失」を立証する
職場の関係性や、週末に会えないといった不自然な交際状況があれば、相手の言い訳を崩す材料になる。 - ポイント3:実際の行動を捉えた証拠が嘘を暴く
相手が「知らなかった」「もう終わった」と主張する時期以降の密会事実などを押さえることで、言い逃れを許さない反証が可能になる。
- Dさん
- 相手の「知らなかった」という言葉をそのまま真に受けて、逃げられるのを待つ必要はないんですね。夫の言葉も相手の言葉も疑わしいので、まずは二人が本当にどんな関係なのか、客観的な事実をはっきりさせたいと思います。
- 品川めぐみ
- とても賢明なご判断です。理不尽な言い訳に押し切られて泣き寝入りしないためにも、まずは何が真実なのか、確かな足跡を掴むことがDさんの権利を守る第一歩になります。私たち富山や石川県金沢市で浮気調査を行う探偵、品川めぐみ調査事務所が、言い逃れを許さない証拠を揃えるための事実確認を全力でサポートいたします。相手の嘘に屈する前に、まずは無料相談でこれからの具体的な進め方を一緒に考えていきましょう。







