2025.07.24

浮気が原因で離婚、有利に進めるための3つのステップ

離婚の意思は固い。どう進めるべきか(Bさんの相談)

品川さん、先日は調査ありがとうございました。拝見した証拠を基に、離婚する意思を固めました。感情的になる段階は過ぎましたので、今は子供への影響を抑えつつ、慰謝料や財産分与でいかに有利な条件を勝ち取るか、という戦略について具体的なアドバイスをいただきたいのです。

Bさん、ご決断されたのですね。お辛い中でも、感情に流されず、次のステップを戦略的に考えていらっしゃる。その冷静な姿勢が、有利な結果を手にする上で最も重要です。承知いたしました。では、離婚を切り出す前に必ず踏むべき「3つの準備ステップ」がありますので、今日はその手順を詳しく解説します。

ステップ1:現状の把握と「要求リスト」の作成

Bさん
準備、ですか。まず何から手をつければ良いのでしょうか。
品川めぐみ
まずは、離婚にあたってBさんご自身が「何を望むのか」を具体的に書き出すことから始めます。いわば「要求リスト」の作成ですね。これが交渉の全ての土台になります。

決めておくべき3つの項目

品川めぐみ
  1. 慰謝料: 今回の不貞行為によって受けた精神的苦痛に対する賠償金です。妻と浮気相手の双方に請求するのか、相手にのみ請求するのか。そして、いくら請求したいのか。一般的な相場(数十万~300万円)を参考に、ご自身の希望額を決めます。
  2. 財産分与: 結婚生活の中で夫婦が協力して築いた財産(預貯金、不動産、有価証券、保険など)を、原則2分の1で分け合います。まずはご家庭の共有財産をすべてリストアップし、どのように分与したいか希望をまとめます。
  3. 親権・養育費: お子さんが未成年の場合、親権者をどちらにするか、そして子供が成人するまでの養育費をいくら求めるかを決めます。
Bさん
なるほど。感情的に「離婚だ!」と言う前に、まず自分のゴールを明確にするわけですね。
品川めぐみ
その通りです。このリストがあることで、交渉の軸がブレなくなります。

ステップ2:交渉の準備とシミュレーション

証拠の整理と弁護士への相談

Bさん
要求リストが固まったら、いよいよ妻に話を切り出す、と?
品川めぐみ
いいえ、まだです。次のステップは、交渉を始めるための周到な準備です。戦う前に武器を揃え、作戦を練る段階です。まず、私たちがご提出した調査報告書、つまり法的に有効な証拠を手元に準備します。ただし、これは交渉の切り札です。最初から見せるべきではありません。そして、その証拠と先ほどの要求リストを持って、離婚問題に強い弁護士に必ず相談してください。要求の妥当性や、より有利に進めるための法的アドバイス、そして交渉の代理を依頼することもできます。直接の話し合いでまとまらない場合は、家庭裁判所での離婚調停という手続きに移行することになりますが、そうした法的手続きも見据えて、弁護士と事前に連携しておくことが肝要です。

あらゆる反応を想定する

品川めぐみ
弁護士と相談しつつ、奥様が離婚話にどう反応するか、あらゆるパターンを想定しておきましょう。「泣いて謝罪する」「逆上して怒り出す」「不貞行為そのものを否定する」「離婚には絶対に応じないと言う」。それぞれの反応に対して、どう切り返すかシミュレーションしておくことで、話し合いの場で冷静さを保てます。
Bさん
確かに、行き当たりばったりでは感情的になるだけですね。弁護士への相談は必須と考えます。

ステップ3:離婚を切り出すタイミングと場所の選定

品川めぐみ
そして、いよいよ最後の準備です。それは「いつ、どこで」離婚を切り出すか。これも戦略的に決めるべきです。まずタイミングですが、お子さんが在宅している時間は避けるべきです。また、お互いに仕事で疲れている夜間なども避けましょう。週末の午前中など、時間に余裕があり、冷静に話せる時が望ましいです。場所は、自宅だと感情的になりやすいため、ホテルのラウンジや個室のあるカフェなど、第三者の目がある程度ある、静かで落ち着いた場所をお勧めします。離婚は、感情的な喧嘩ではなく、今後の人生を決めるための「交渉」なのだと、場所の雰囲気から演出するのです。
Bさん
なるほど…。そこまで考えていませんでした。あくまでビジネスのように、冷静に進めるべきなのですね。

まとめ:戦略的な準備が「有利な離婚」に繋がる

「浮気が原因で離婚、有利に進めるための3つのステップ」相談ポイントまとめ

  • ステップ1:要求の明確化
    まずは慰謝料、財産分与、親権など、ご自身が離婚に何を求めるのかをリストアップし、ゴールを明確にします。
  • ステップ2:専門家との準備
    強力な証拠と要求リストを手に、必ず弁護士に相談し、法的な戦略とシミュレーションを行います。
  • ステップ3:環境の選定
    感情的になるのを避けるため、話し合いのタイミングと場所を戦略的に選び、冷静に交渉できる環境を整えます。
Bさん
ありがとうございます。怒りに任せて行動するのではなく、こうして順序立てて準備することの重要性がよく分かりました。これなら、子供への影響も最小限にできそうです。
品川めぐみ
おっしゃる通りです。不貞行為は許されることではありませんが、離婚はBさんとお子さんにとって、新しい人生のスタートでもあります。そのスタートを最良の形にするために、私たちは証拠を確保するだけでなく、その後の戦略的なプロセスまで見据えてサポートさせていただきます。それこそが、私たちの目指す「安心をカタチに」することなのです。

【探偵がアドバイス】浮気調査を自分でやるのは危険?メリット・デメリットと限界

夫の死後、浮気が発覚…相手に慰謝料請求はできる?

マッチングアプリで出会った不倫相手、身元を特定するには?

お1人で悩まず、お気軽にご相談ください

フリーダイヤル0120-1889-45

24時間365日対応

お客様のプライバシーを守るため、ご来社は完全予約制となっております。

メール相談カウンセリング予約アフターケア

「品川めぐみ調査事務所」は有限会社ディーバが有する登録商標です。登録第5411692号

お問い合わせ

0120-1889-45

メール相談カウセリング予約アフターケア

お客様のプライバシーを守るため、
ご来社は完全予約制となっております。

「品川めぐみ調査事務所」は
有限会社ディーバが有する登録商標です。
登録第5411692号

Return to Top ▲Return to Top ▲