2025.07.28

不倫・浮気の慰謝料請求、何から始める?流れと手順を徹底解説

慰謝料請求したいけど、手順が…(D子さんの相談)

品川さん、今日は慰謝料請求について教えてください。先日、夫の浮気の証拠を押さえていただき、離婚するかどうかは別として、まず浮気相手の女性に責任を取らせたい、と思っています。ただ、いざ「慰謝料請求」となると、何から手をつければいいのか、その手順や流れが全く分からなくて…。

D子さん、こんにちは。ご決断されたのですね。感情的になるだけでなく、きちんと相手に責任を問う、という冷静な判断は素晴らしいことです。おっしゃる通り、慰謝料請求には適切な手順があります。この流れを知っているかどうかで、結果が大きく変わることもありますので、今日はその全体像を一つずつ、分かりやすく解説していきますね。

ステップ1:準備段階 ~「内容証明郵便」の送付~

D子さん
はい、お願いします。まず、最初にやるべきことは何でしょうか?いきなり弁護士さんに相談…とかですか?
品川めぐみ
弁護士への相談も非常に重要ですが、その前にご自身でできる、そして非常に効果的な第一歩があります。それが内容証明郵便で相手に慰謝料を請求する通知書を送ることです。

「内容証明郵便」とは?

品川めぐみ
これは、「いつ、どんな内容の文書を、誰が誰に送ったか」を郵便局が公的に証明してくれるサービスです。これにより、「そんな手紙は受け取っていない」という言い逃れを防ぎ、こちらが法的な手続きも辞さない本気の姿勢であることを示すことができます。これが交渉のスタートの合図になります。通知書には、ご自身の夫と相手の女性が不貞行為を行った事実、それにより精神的苦痛を受けたこと、慰謝料として〇〇円を請求すること、そして支払い期限などを簡潔に記載します。もちろん、この請求の裏付けとして、私たちが調査した裁判でも通用するレベルの証拠があることが、相手への強いプレッシャーになります。

ステップ2:相手方との示談交渉

D子さん
内容証明を送ると、相手からはどんな反応があるのでしょうか。
品川めぐみ
反応は様々ですが、多くの場合、相手から何らかの連絡があります。ここからが「示談交渉」のステージです。交渉の主なポイントは、「不貞行為の事実を認めるか」「慰謝料をいくらにするか」「どうやって支払うか」の3点です。相手が弁護士を立ててくることも少なくありません。重要なのは、感情的にならず、あくまで冷静に交渉を進めることです。そして、電話などの口頭でのやり取りだけでなく、メールや書面など、必ず記録が残る形で交渉を行うことをお勧めします。

ステップ3:示談書の作成と「公正証書」化

合意内容を書面に残す

D子さん
交渉がまとまり、相手が支払いに応じたら、それで終わり…ではないのですね?
品川めぐみ
はい、ここで絶対に気を抜いてはいけません。合意した内容は、必ず「示談書」という法的な書面に残さなければなりません。示談書には、慰謝料の金額や支払方法の他に、「今後一切、配偶者と接触しない」という接触禁止条項や、「この件について他言しない」という口外禁止条項などを盛り込むのが一般的です。

「公正証書」にして強制力を持たせる

品川めぐみ
さらに、作成した示談書を「公正証書」にしておくことを強くお勧めします。これは、公証役場で公証人に作成してもらう、非常に信頼性の高い公文書です。公正証書にしておくことで、万が一相手が支払いを怠った場合に、裁判を起こすことなく、相手の給与や財産を差し押さえる「強制執行」が可能になります。

交渉が決裂した場合(訴訟へ)

D子さん
もし、話し合いで全く合意できなかったら、どうなるのでしょうか。
品川めぐみ
その場合は、最終手段として裁判(訴訟)を起こし、裁判官に判断を委ねることになります。ほとんどのケースは裁判前に示談で解決しますが、私たちが集めた客観的な証拠は、この裁判という場において、D子さんの主張を裏付ける最も強力な武器となるのです。

まとめ:正しい手順が、正当な権利を守る

「不倫・浮気の慰謝料請求、何から始める?」相談ポイントまとめ

  • ステップ1:内容証明郵便の送付
    まずは慰謝料請求の意思を、公的に証明できる形で相手に通知します。
  • ステップ2:示談交渉
    慰謝料の金額や支払条件について、冷静に、記録を残しながら交渉します。
  • ステップ3:示談書の作成と公正証書化
    合意した内容は必ず書面に残し、「公正証書」にすることで、支払いを確実なものにします。
  • 最終手段としての訴訟
    交渉が決裂した場合は、裁判という選択肢があります。
D子さん
ありがとうございます。請求までの流れが、一本の線として繋がりました。何から始めればいいか分からず不安でしたが、具体的な手順が見えて、落ち着いてきました。
品川めぐみ
それは何よりです。正しい手順を踏むことが、D子さんの正当な権利を守り、心の平穏を取り戻すための最短ルートです。もちろん、弁護士のご紹介も含め、示談が成立するまで私たちがしっかりとサポートさせていただきますので、ご安心ください。

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