障害者手帳偽造し高速道通行 探偵業の男ら3人逮捕
有料道路を割引料金で通行しようと身体障害者手帳を偽造したとして、警視庁東京水上署は22日までに、有印公文書偽造の疑いで奈良県大和郡山市、探偵業、N容疑者(49)を逮捕。実際に偽の手帳を使って通行したとして偽造有印公文書行使、詐欺などの疑いで奈良市の元金融業、T容疑者(25)ら2人を逮捕した。
同署によると、N容疑者らは2003年12月から昨年1月まで109回、偽造手帳を使って首都高速道路を不正に通行。T容疑者ら2人は東京・上野の金融会社で働いていたといい「関西と往復するため東名高速でも使った」と供述していることから、余罪を追及している。調べでは、3人は2003年8月、N容疑者の正規の身体障害者手帳をカラーコピーし、T容疑者の顔写真を張り付け障害者手帳を偽造。昨年1月、T容疑者ら2人が首都高速の料金所で偽造の手帳を示し、通行料金700円を350円にさせた疑い。障害者割引料金で首都高などの有料道路を通行するためには、手帳とともに市役所が発行する割引証が必要。N容疑者は03年に大和郡山市役所から3,600枚を取得していた。